国民前衛隊事件檄文「血涙を以て日本国民に檄す」(昭和52年12月)

 誰かある、祖国の惨状に義憤覚へぬ者の虚偽と怠惰と自己保全のみはびこりて、人間の真情は其の発露失ひたる。正に、岩戸隠れの惨状なり。
 斯かる秋、我が国政府の施策や如何!
 其の文教政策にして社稷を顧みることなく、個人主義のみ増長せしめ、国防政策に於いては日米安保条約を政争の具となし、自衛隊は護るべき対象を知らず、外交政策は核防条約を看る迄もなく軟弱を極め、未だ北方領土の奪還も為し能はず。其の経済政策に於いてや実に其の偽善と矛盾は頂点に達し、物質至上主義を以て国是となし、信義誠実の原則何するものぞ。大資本を利して私腹を肥やし、軽薄なる物質文明・消費文化を巷間に流布せしめて国民を欺きたり。
 然れば、斯かる虚妄・欺瞞の元凶とは何ぞ!占領憲法体制、是なり!ヤルタ・ポツダム体制なり!
 曽て幾世紀か欧米諸国は亜細亜植民地政策を以て、其の海外侵略主義の基本となし、亜細亜の民の血を啜り、肉を啖ひて、大帝国を構築したり。世に正義あるならば、如何で斯かる蛮行の許されん。而して、茲に、吾等が祖国は戦へり。吾等が父は、兄は戦へり。大東亜戦争の本質は此の一点に尽くるものなり。
 然るに、占領国は此の真相を隠蔽せんが為に、極東裁判を以て臨み、吾等が祖国に対し、一方的に「戦争犯罪人」の汚名を烙印し、新たなる亜細亜侵略の布石とて日本弱体化政策を施行したり。
 此の日本弱体化政策こそ、占領憲法を其の骨子とするヤルタ・ポツダム体制なり!
 楯の会烈士による「市ヶ谷台事件」、YP体制打倒青年同盟による「経団連事件」、渡辺尚武君による「北方領上渡泳事件」等々、過去幾多の青年が決然蹶起したり。
 此等、凡てヤルタ・ポツダム体制の桎梏からの解放と道義国家の再建を念願したるものなり!
 吾等が本旨、亦、此に違うものに非ず。然る故に今、ヤルタ・ポツダム体制、日本弱体化政策の策源たる旧占領諸国に対し、民族の怨念をこめて此の挙に出ずるものなり。
日本国民よ、銘記せよ!
 ヤルタ・ポツダム体制こそ、民族の屈辱なり! ヤルタ・ポツダム体制こそ、諸悪の根源なり!
 ヤルタ・ポツダム体制の破壊なくして、祖国の真の独立はなく、亜細亜の真の解放もなし!
日本国民よ、蹶起せよ!
 亜細亜の悲憤と民族の義憤を以て敢然蹶起し、ヤルタ・ポツダム体制を破壊せよ!
 民族の光栄ある伝統と文化に立脚した道義国家を建設せよ!
国 民 前 衛 隊

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